Global Education Program in NASA

Global Education Program in NASA

開催日程:2023年8月19日(土) ~8月27日(日) < 9日間 > ※米国現地時間

開催場所:米国テキサスヒューストン※現地ホテル集合・現地ホテル解散

人工知能やロボットに代表される次世代の技術が、社会を大きく変えようとしています。新たな事業や市場をつくる競争が世界規模で始まり、「未来に向けてグローバルに活躍したい」、「人生の可能性を最大限に引き出したい」といった輝く夢を実現したい青少年を応援するため、コラボレート研究所では2016年にGlobal Education Program Divisionを新設しました。Global Education Program in NASA(GEP-NASA)は、NASA関連機関であるSpace Center Uの協力のもと、米国ヒューストンにあるNASA施設で科学、技術、数学、工学(ものづくり)など宇宙に関わる多様な分野における模擬学習、さらに宇宙課題の解決をベースに、青少年の創造力、クリティカルシンキング力、問題解決力、コミュニケーション力、リーダーシップ、時間管理、予算管理、危機管理などのスキルアップにつなげることができるグローバル教育プログラムです。Global Education Program in NASA(GEP-NASA)は、ヒューストン大学の宇宙研究室と連携し、「STEAM」、「ユニバーサル・ブレークスルー」、「キャリア開発」という三つのテーマで構成されています。メインは、NASAのジョンソン宇宙センター(Johnson Space Center: JSC)のトレーニングです。 半世紀前、人類で初めて月面着陸に成功したアポロ11号計画を主導したのはヒューストンにあるJSCです。 JSCはNASAの管制センターとして国際宇宙ステーションを含め、米国が実施する全ての有人宇宙飛行を監視するほか、アメリカの宇宙飛行士訓練の大部分を担っています。半世紀以上にわたり、 JSCは宇宙飛行活動の拠点として、宇宙科学技術に関わる知識の向上と教育に携わってきました。当プログラム参加者は、JSCにおける様々な学習体験、NASA職員や宇宙飛行士との意見交換を通し、発想力、表現力、問題解決能力、人生設計の目標を追求します。 NASAでは月への有人飛行「アルテミス計画」を予定しています。成功すれば、人類初の女性宇宙飛行士が月面着陸を果たすことになり、続く、火星移住計画が加速し、官民が手を取り合う新しい宇宙開発事業が展開されていきます。NASAでも計画を担う大勢の研究者・スタッフが、目的を完遂するために日々邁進しています。ヒューストンまで行けば、凄いスキルを持ったエキスパートの活動を見聞きし、彼らとやりとりし、「自分だけのリアルな」体験をものにできます。参加者は、宇宙飛行士を含め、専門家や研究者との意見交換を行います。GEP-NASAに参加することにより、「自分もその中の一人になりたい」と考えている向上心の高い仲間と活動するチャンスを得ることができます。

プログラムの学習テーマ

学習テーマ1:STEAM

憧れのNASAで、宇宙に関わる幅広い知識・スキルを身につけ、生涯の仲間となる宇宙好きな多様なバックグラウンドのメンバーとプロジェクト・ベースで活動します。 航空研究、有人探査&オペレーション、科学、テクノロジーの分野に関する知識やスキルを習得します。安全に探査機を飛ばすにはどうすればいいのか、持続可能な宇宙居住地など、現実世界にある宇宙開発の課題を解決するために、情報収集、分析の上、予算内時間内でロケットや探査機を設計し、開発した者を実際、オペレーションします。作業はグループワークで行われるため、ITをはじめとした科学技術能力に加え、問題解決力、創造力、時間管理、リスク管理、リーダシップが問われます。現地の学習をより楽しく進めるために渡航前より事前学習課題にチャレンジしていただきます。英語による知識の蓄積をし、準備を整えて現地入りすれば一層研修は充実します。また、NASA研究員をはじめとして、大学・研究所の研究員や学生とコミュニケートする場が多くあります。この機会をどのように活用するかは、みなさん次第です。

活動内容:NASAの宇宙飛行士トレーニングと独自の学習をシミュレーションしたロボット、ロケット、熱防御システム、宇宙住居など模擬学習。宇宙飛行士の訓練やミッションコントロール室を含むNASA JCS、ロケットパーク、ニュートラル浮力実験室などの作業施設。卒業式とJSCの証明書授与。NASA研究員によるゲストスピーチ。大学/教育機関や研究所等の訪問。専門家や研究者との交流。

学習テーマ2: ユニバーサル・ブレークスルー

9日間の活動を円滑に実行するためには、参加者に多様なスキルが要求されます。現実の宇宙ゴミ(スペースデブリ)問題からグループの協調性等を含む宇宙課題解決のために、異なる専門分野、学年、国籍、言語を越えるチームワークに必須のコミュニケーションの方法を英語で身につけ、実践することが期待されます。限られた時間で、関係を構築する所から始まり、一緒に作業するメンバーとプレゼンテーションやディスカッションといったグループワークを行う中、チーム力を磨き、最高の力を引き出す体験ができます。最終プレゼンテーションでは、宇宙スペシャリストの前で英語で発表し、評価を受けます。朝から晩まで、グループワークを主軸にプログラムが構成されているため、グループの中の自分の存在を振り返り、行動する機会が満載です。リーダーとなり、リーダーとしてグループを引っ張る力を試され悩む人、グループの綻びを見つけ、それを解決するためにアクションを取り、最後には、メンバーから縁の下の力持ちとして称えられる人。9日間同じ釜の飯を食べる仲間となり、自分の弱さと強みに対峙しながら失敗を成功に逆転するヒントを得るようメンバーを後押しします。同時に、個人の抱えている研究課題や将来に対するインスピレーションを求め、同じ志を持つ他者や経験者からインプットをもらい、新たな自分を見出し、一歩前進する機会にします。

活動内容:自己実現・自己表現・共感・エンゲージメントに関わる講義と演習。グループワークによるプレゼンテーションやディスカッション。専門家とのコミュニケーション。(英語によるプレゼンテーションも含まれます)。

学習テーマ3: キャリア開発

ヒューストンで最先端の宇宙開発事情を知り、ネットワークを構築し、自分の将来の青写真を作ります。「宇宙教育の今後のあり方を学んだ」、「宇宙に関わる海外大学院進学を決意した」、「宇宙産業の拡大化の可能性を見出した」など諸先輩学生に続き、キャリアとつなげるモーメントを模索してください。

活動内容:JSC関連の施設見学、大学/教育機関などを訪問し、現場の知識を増やし、英語に慣れ、夜のグループワークはプレゼンテーションやディスカッションを通して、宇宙課題を解決するためのグループ演習を行います。最終日GEP-NASAセレモニーは、宇宙スペシャリストの前で9日間の成果を発表する場となります。

※Global Education Program in NASA(GEP-NASA)は、プログラムを通して、All Englishで活動します。

ハイライト

• NASAゲストスピーカーによる特別講演
• 宇宙飛行士との交流会
• 宇宙業界スペシャリストとのインタビュー・講義
• 多段式ロケット打ち上げ(模擬体験)
• 火星宇宙探査機のプログラミングと製作
• 宇宙活動のシミュレーション、無重力を模擬した環境
(水中の宇宙飛行士トレーニング施設)で無重力状態の体験
• ヒューストン大学教授及び研究者との交流会&ワークショップ 

Expedition Centerの様子

Kevin A. Ford

Guest Speaker

William W. Parsons

Guest Speaker

Olga Bannova, PhD, Lic.Eng.

Academic Partner

Global Education Program in NASA 日程表

No 日付 内容 食事
PRE2023年 7月8日(土)

東京:出発前のオリエンテーション
チーム課題とチーム目標の事前発表



18月19日(土)

ヒューストンの指定ホテルに集合
*東京から行くスタッフと同行可能です。
夜:現地オリエンテーション、ファシリテーターによるウェルカムスピーチ



28月20日(日)

ヒューストン大学教授によるオープンスピーチ / チーム目標設定
※レクチャー後、ヒューストン大学キャンパス内を散策
午後:ヒューストン自然科学博物館
夜:ゲストスピーカー、及びファシリテーターによるワークショップ



38月21日(月)

NASA SCU研修コース 1日目
オリエンテーション、宇宙車両、モックアップ施設、ロケットパークへのトラムツアー、ロケットプレゼンテーション、ロケット組立、ロボティクスのプレゼンテーション、コーディングのプレゼンテーション、最終CoFRs
夜:ファシリテーターによるワークショップ



48月22日(火)

NASA SCU研修コース 2日目
SCH Apollo-B ロットでロケット打ち上げ、エンドエフェクタとコーディングの製作、ウィリアムプールにて浮遊体験、ウォーターロボティックアクティビティ
夜:ゲストスピーカー、及びファシリテーターによるワークショップ



58月23日(水)

NASA SCU研修コース 3日目
エンドエフェクタとコーディングの製作(模擬体験)、エンドエフェクタのコンペ、コーディングのコンペ、インデペンデンス プラザ & ファルコン 9ツアー、スターシップ ギャラリー ツアー、NASA SCU研修コース 卒業セレモニー
夜:ファシリテーターによるワークショップ



68月24日(木)

NASA施設視察 – ミッションコントロール
宇宙飛行士の訓練施設、シャトル アビオニクス統合研究所、アポロミッションコントロールセンター、
ISSミッションコントロールなど
夜:ゲストスピーカー、及びファシリテーターによるワークショップ



78月25日(金)

NASA施設視察 – 宇宙飛行士の訓練施設
ジェイク ガーン シミュレーション、ソニー カーター トレーニング施設、NBL(中性浮力研究所)
夜:プレゼンテーション:チーム課題 
  GEP‐NASA 卒業セレモニー



88月26日(土)

宇宙飛行士との交流会(8:30-9:30)
☆交流会終了後は自由行動となります。
夜*点呼 ※解散にあたって諸注意



98月27日(日)

午前、ヒューストンのホテルにて解散
帰国の途へ



※各種制作物は全て模擬体験です。
※日程中の研修予定先及び活動は先方の都合により変更になる可能性があります。
※ゲストスピーカーは先方の都合により変更になる可能性があります。